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2011年3月27日 (日)

放射線はいつ減るのか?

昨日、久しぶりに近くのヨークベニマルに行ったら予想以上の品揃え。
カップラーメンやパンなど一部商品で個数制限はあるものの、生鮮食料品はじめほとんどの食品が売っていた。
ちょっと嬉しくなり鶏肉を買ってきて焼鳥を作って食べた。
店の天井が壊れて配管が見えてたり電気がつかないところがあったりと傷跡はあるものの、ヨークの復旧は早かった。

福島県内の放射能測定値が上がってからしばらく経過したので改めて発表値を眺めてみた。
福島市や郡山市の放射能測定値は3/15の午後から急激に上がり、3/15の夜にピークを迎えた後その後は一貫して下がり続けている結果。
指数関数で近似すると4月半ばにはほとんど問題がない値にあることになる。

_110327

が、どうしてこうなるのかよくわからない。
一月で影響がなくなるということは放射能測定値に影響があるのはほとんどが半減期が短いヨウ素ということになるが、県内の野菜からはヨウ素だけでなくセシウムなど他の物質も検出されている。
生成した量はヨウ素とセシウムが1:2だが放射能が100倍以上ヨウ素の方が強いため初期の変化はヨウ素の影響だけを見ている感じなんだろうか?
とした場合、ヨウ素の影響が消えたときのベースラインはどこになるのだろうか。
さらに内部被曝時の影響度が物質によって違うという話もあるのでそこまで考えるとなると現時点の僕にはお手上げ。。
内部被曝の影響についてはほとんどテレビ・新聞等でも報道されていないが、これを言い出すともはや手の施しようがないからかね。。
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/note/naibuhibaku/naibuhibaku1.htm

もうひとつ、一貫して下がり続けているということはどういうことなんだろうか。
郡山の放射能は原発から直接きてるのではなく漏れた放射能物質が風に運ばれて飛んできたものを測定しているはず。
で、放射能物質はずっと漏れて運ばれ続けているのか、最初に漏れたものがその辺に漂っているか、どっちなんだろ。
この辺も水に浸かってれば放射能物質の飛散が大したことないのか、原子炉の運転が止まったことによって新たに大量の放射能物質ができておらず、運転停止時にあったらヨウ素が放射能を落としながら飛んできているのかよくわからん。
ずっと飛んできているのだとしたら放射能がほとんど一生落ちないセシウムなり、報道されていないプルトニウムなりが今もどんどん飛んできていることになってしまうのだが。

3/15は2号機の建屋が爆発し、4号機の建屋が燃えた日。
建屋の爆発事態はその前から1号機、3号機で起きているので建屋の爆発ではなく2号機のサプレッションプールが壊れたことか4号機の燃料プールから出火したことのどちらかが原因と思われるが、3/15の3号機付近の放射能が400msV/hという高い値で3号機と4号機が向かい合っていたように思うので、県内に放射能物質が広く降り注いだのは4号機が原因か?
その場合、4号機は最初定期点検中だから安全といわれていたもので、それが冷却機能がなくなってせいで発熱して出火しましたってのは当然想定できたことに対して4日間手を打たずにほったらかしていたせいではないのか。
現場が混乱しているときに東電本社は政府の司令塔がちゃんと考えて指示を出していればよかったのではないかと思ってしまうのだが間違ってるのかなあ。。

事態が収束していない今そんなことを言っても仕方がないのだが、今の放射能がなぜこういう値になっているのか、今は原発から放射能物質が周辺にどの程度漏れているのか、そして一番大事な事態は収束できるのかといった情報をぜひ出してほしいものだ。
高濃度の水を排水すると言っているが排水された水はどこに行くんだろう。
海に流すんだろうか。
ちゃんと情報周知されていないせいで被曝してしまった作業員の方もあまりにも悲劇。
放射線漏れがひどくなって作業できる人がいなくなってしまったら。。。

廃棄物の処理が困難(ほとんど無理)なのも原発の致命的な欠点。
子供のころどうするんだろうと思ったのを今更ながらに思い出す。
いつのまにか、いろんなことに思いを巡らすことを忘れていた。。

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