被曝量を計算してみる
一向に放射線量が減らず、空気だけでなく食品からの被曝も考えないといけない状況。
ほっておくと“計算では屋内退避圏内で500ミリシーベルト、30キロ圏外でも100ミリシーベルトを超えるところがありますがそれでも大丈夫です”という、もはやむちゃくちゃな見解を後から聞かされる羽目になるため郡山市の被曝量を計算してみることにする。
まずは郡山市の放射線量だが、これまで2マイクロシーベルト/hぐらいの発表値だったのが今日から急に約2倍の4マイクロシーベルト/hの値が発表され始めた。
なんでも3Fで測定しているか1Fで測定しているかの違いで1Fだと4マイクロシーベルト。
比較的近い本宮市も4マイクロシーベルト/h程度なので、結局4マイクロシーベルト/hぐらいだったということか。
次に食品の影響だが水が基準値地ぎりぎりだったとして300ベクレルで6.6マイクロシーベルト。
1kgあたりなので毎日1L、他の食品からも摂取するとして24マイクロシーベルト1日に摂取すると1マイクロシーベルト/h。
ということは一週間あたり(4+1)*24*7=840マイクロシーベルト。
一ヶ月で840*4=3360マイクロシーベルト、一年で840*54=45360マイクロシーベルト≒45.4ミリシーベルト。
一般人の管理値1ミリシーベルトをはるかに超え、百歩譲って作業従事者の管理値100ミリシーベルトを基準にしても微妙、子供を半分とするともはやギリギリ。
それではと、建物の中では半分(実験によるといまいちだったが)、食品からの摂取をしない、毎週末郡山から避難して被曝を抑えるとすると・・・一週間で2*24*6=288マイクロシーベルト。
同様に一ヶ月では1152マイクロシーベルト、一年では15.6ミリシーベルト。
これならまあ気分的には大丈夫そうな感じもするが、これってこどもが外で遊んで、家をしょっちゅう出入りして、放射性物質が降り積もった地面で土遊びしたり砂埃をあげて遊んだりしてそこらじゅうに撒き散らしたら成り立たないし、全ての水や食品を摂取せず、毎週避難するなんてのはいささか現実的ではない。
ということは・・・現時点での見解としては今の郡山市で子育てするのはリスクが伴うということになってしまう。
じゃあ郡山で子育てしないという選択肢があるのか?
4月から長男は小学校に入学予定でランドセルも我が家に届いたばっかり、入学のための他の準備もしていたところだったわけである。
子供にとって小学校は一大事、現実的に簡単に別のとこで育てるなんてことを決められるわけもない。
まったく先の見通しを言おうとしない政府・東電からの情報不足によりこちらも見通しが立てられない。
残された時間は減ってきているがさてどうしたものか。。。
せめてこれから収束して飛んでくる放射能の値が一桁下がればリスクとしては減ると思われるが、下手すると風向きや原発の状況次第で一桁上がってしまうかもしれんからねえ。
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