知的抵抗力
なかなか読み進まないながらも震災後に買い込んだ本を少しずつ読破。
資源争奪戦とエネルギー問題の2冊でもだいぶトーンが違う印象。
個人的にはエネルギー問題!が全体的な話が背景も合わせて書いてあって面白かったかな。
著者が原発事故を受けて今どう考えているかも知りたいところだが、本文中にあった知的抵抗力を上げなければならないというのは重要だと。
誰がどういう意図をもって言っているのかを考えないとねえ。
なんとなくテレビや新聞がいっているからというので、鵜呑みにして信じちゃうとあとで痛い目見るんでないかな。
そういえば最近環境ホルモンの話聞かなくなったなとか(以前奪われし未来読んだけど内容忘れちゃったな、、)、温暖化を声高に訴えている人が寒冷化を訴える本を書いていたのとか、本筋以外のとこで思うとこもあった。。
政治に利用される科学と政治を利用する科学・・・どっちもどっち。
各個人は別にそう悪意があるわけではないのかもしれない。
むしろ善意でやっているのかもしれない。
でも善意や理想があれば必ずしも人が幸せになるとは限らん・・・ユダヤ人の迫害が起きたように。。
原発だってやり始めた最初は軍事利用もあったとしてもそのエネルギーで人々を幸せにしようっていう思いもあったはず、いやそいう人の方が多いんじゃないかと。
福島原発で今も体を張って働いている人がいるんだから。
でも、事故が起きて多くの人が不幸になるんではあかんでしょ。
原子力を利用するなら少なくとも地震で壊れず、廃棄物をちゃんと処理できる状態にしてもらわんと。
電気を作るだけならほかの手段もあるんだし、国によって使うエネルギーが変わるのが当然だろうし。
・暴走する「地球温暖化」論 洗脳・煽動・歪曲の数 文芸春秋
武田邦彦、池田清彦、渡辺正、薬師院仁志、山崎浩生、伊藤公紀、岩瀬正則
・資源争奪戦 最新レポート2030年の危機 がんき出版 柴田明夫
・エネルギー問題! NTT出版 松井賢一
・東日本大震災 報道写真全記録2011.3.11-4.11 朝日新聞社出版
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